デビュー

CDデビューを目指す気持ちはJrの子なら誰もが考えることなのでしょうね。

でも、ファンの数が多いからすぐに次のステージへ行けるわけでもなく、知名度がなくてもバーンと送り出されることもあるので、何をもって…?とよく分からないのがあの事務所。

ジャニーさんに直接デビューしたいと申し出てデビューしたというエピソードも最近では聞くので、本当にいつどうやって決まるのかはグループによって違うようですね。


トラジャを好きになってから、知ったことがあります。

Snow ManTravis JapanSixTONES

この3つのグループは、切磋琢磨しながら同じ現場で多く活動していたこと。


私は、そもそもSnow Manしか知りませんでした。

滝沢歌舞伎をよく観劇していたので、Snow Manは全員の顔と名前を認識していたグループ。

Jrにも広く見せ場がある作品だったので、覚えるのはとても自然でした。

滝沢くんが彼らに上を目指す意識を持たせようとしていたのも知っていましたので、Snow ManがついにCDデビューとなって嬉しかったです。

舞台で見てたあの子達がこれからテレビに出るのか~と変なソワソワもありました。


時が過ぎ、11月にトラジャに興味を持ってから色々調べていくうちに複雑な立場を知るわけです。

同列であると考えられていたのに、2つのグループだけが同時にCDデビュー。

しかも、名前をもらってからの活動歴でいうと、トラジャはSnow Manの次に長いグループ。

それは、相当衝撃的な出来事だったと思います。


素顔4発売にあたってのYouTubeインタビューで、メンバーそれぞれの思いを聞けました。

宮近くんの、「いかれたか」はとても重い言葉でした。

「残酷さもエンターテインメントになるし、ドラマになるから」なんて、どうして出てくるかな。

経験がそうさせるのか。前を向いていると同時に皮肉にも聞こえ、どうか腐らずにいて欲しいと思った。

涙した如恵留くんの言葉もズシンときました。

「デビューしていく仲間に悔しいと思ったんじゃなくて、「おめでとう!」ってあの瞬間に声に出して言えるぐらいの度量が僕たちには足りなかった…僕たちって言うとあれですけど。僕には少し足りなくて。メンバーに対してとても申し訳なくなった」

そりゃ、そうだよね。最年長だし、グループ愛が非常に熱く重い。

俯瞰で自分のことを見れて、メンバーへの気持ちを言葉にできる如恵留くんは、十分度量が大きい人ですよ。

他のメンバーも…。

勝手に涙が出てきてめちゃくちゃ泣いた元太くん。

楽しくコンサートしてるけど悔し涙が出てきたしめちゃん。

足りないものがあると気づかされた松倉くん。

以前からジャニーさんが仰っていた「ステージ上で泣く時は引退する時」を守って泣かなかった海くん。

泣くことで気持ちが収まっちゃうと思い、メンバーのケアを一番に考えた閑也くん。


めっちゃ良いグループじゃないか…。


新規のお前が言うなって思われるかもしれませんが、CDデビューした(歴代含む)グループには○○があって、トラジャには○○がない。ってことでは絶対にない!

与えられていたチャンスを自分たちで逃してしまったわけじゃないじゃないですか。

決して自分たちを責めず、他の誰かを妬むことをせず、トラジャはトラジャとしてのグループ感をより深めていって欲しいです。

今まで見てきたどのグループよりもダンスの平均点の高さは圧倒的で、その時点で優れたものを持ってるんですから。自分たちの武器を自覚してるのも素晴らしい点。

それに、トラジャってバランスいいなって思うんです。

メンバーで話し合う時間を増やしたり、一人一人が課題に向き合おうとする姿勢が素敵です。

まだグループに入って2年にも満たない元太くんが悔しくて泣いたってことは、加入してからメンバーと過ごした時間がいかに濃密だったかってことじゃないか!

 


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